グリーンちゅうず通信

乾田直播

2025年04月04日

今年から乾田直播をします。
乾田直播とは、畑状態の田に種子を播き、苗立ちした後に水を入れる方法です。

代かきをしないため、乾田直播では、基肥に施用した窒素肥料は脱窒、流亡し易くなります。
基肥には、緩行性肥料の利用が前提になり地力窒素の発現が遅れるので、初期成育を確保するように注意します。

乾田直播を導入すると、排水性や地耐力がよくなり、麦や大豆など輪作をしやすくなります。
圃場区画が大きくなると、苗立ち、生育、除草剤の効果に、圃場の均平度が影響するので、田面高低差は10cm以内にするのがベストです。
雑草の発生は、湛水直播に比べて多い傾向があり、イネの出芽時のノビエの葉齢は、イネに対して2~3葉進んでいることが多く、ノビエ5葉期まで効果のある茎葉処理剤と、一発処理剤を組合わせた体系防除が必要になります。

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